_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ベルトンさん、長沼先生とともに ◆ Harry Potter and the Philosopher's Stone を英語で読む ◆ 第15号 2004年5月13日 第7章を読む--その1 The Sorting Hat                  by クリストファー・ベルトン                    渡辺順子・訳 http://www.e-teststation.com/ http://www.cosmopier.com/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ●章題  Sorting Hat(組分け帽子)は実際には存在しませんが、ホグワーツで 非常に重要な役割を果たしています。さて、いったいどんな帽子なので しょう。 ●章の展開  いきなり魔法界に放りこまれたハリーは、この章の中で、今まで想像 したこともなかったたくさんの驚きに出会います。わたしたちが ホグワーツの内部を見るのも、これが初めて。この章には、今後とても 重要となる情報が書かれています。注意すべきおもな点は、 1. ホグワーツの各寮についての、マクゴナガル先生の説明。 2. 後ろの壁から突然現れてあたりを漂う人々。 3. 大広間の描写。 4. 組分け帽子の歌。 5. 組分け帽子の役割と、それがハリー、ハーマイオニー、     ロンに下した決定。 6. ニコラス・ド・ミムジー‐ポーピントン卿との会話。 7. ネビル・ロングボトムの身の上話。 8. クィレル先生に話しかけた鉤鼻の先生。 9. グリフィンドール・タワー。 ●せりふ And they are: Nitwit! Blubber! Oddment! Tweak!  これはダンブルドア先生流のジョークです。この4つの語は、 何か意味をなしているわけではありません。ただa few wordsを言う ために、でたらめに選んだだけです。“I would like to say a few words”はスピーチを始めるときによく使うせりふで、「これから 皆さんに少しばかりお話ししたいと思います」という意味です。 ところがダンブルドア先生は、文字通りa few words(ほんの数言)を 並べてみたわけですから、生徒たちが笑うのも無理もありません。 また、このせりふからはダンブルドア先生の性格も伝わってきます。 ダンブルドア先生は、生徒たちが長いスピーチを好まず、早く食べ物に ありつかたがっていることを承知していますが、それでも校長の立場 としては、新学期の初めに何か話さなければなりません。 そこで、スピーチはできる限り短くし、生徒たちをおもしろがらせる ために、陳腐このうえないジョークを口にした、というわけです。 ●Professor Severus Snape  J. K. Rowlingによれば、Snapeという姓はイギリスのある村の名前から 取ったそうです。しかしsnake(蛇)、snail(かたつむり)、 snide(偽の、悪意に満ちた)、sniper(狙撃手)などの語ともよく 似ており、何か怪しい人物ではないかと、読者は思わずにはいられません。 名のSeverusは、「厳しい、残酷な」を意味するラテン語であり、姓と名を 合わせると、陰気で無慈悲な悪のイメージが浮かびます。  しかし、情け深く公平な判断力に富んだSeverusという名のローマ皇帝が いたこともつけ加えておきましょう。Snape教授は果たして善か悪か。 それはいずれ皆さんがご自分で発見することになるでしょう。 ▼▼▼▼--------------------------------------------------------▼▼  このメールの再配信および掲載された記事の無断転載を禁じます。  ご意見・ご質問の宛て先: mm@cosmopier.com  発行:コスモピア株式会社     編集部(坂本、濱田) Copyright(c) 2004 Cosmopier Publishing Company, Inc. All rights reserved. ▲▲--------------------------------------------------------▲▲▲▲