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500・He’s over 80 kilos now. 彼の体重は今は80 キロを超えている。・Those two are always quarreling over money.彼らふたりはしょっちゅうお金のことで喧嘩をしている。・I’ll stay here over Christmas. ク....

500・He’s over 80 kilos now. 彼の体重は今は80 キロを超えている。・Those two are always quarreling over money.彼らふたりはしょっちゅうお金のことで喧嘩をしている。・I’ll stay here over Christmas. クリスマスの間中はここにいる。Oil spilled over the container.では「液体があふれ出る様子」にコア図のような半円形のイメージを読み取ることができます。overには「……を巡って」という意味合いがありますが、何かを下に置いてその上を行き来するイメージがあります。論争や口論などの場合はover がピッタリです。over のイメージはtake over Mr. Brown’s class(ブラウン先生のクラスを引き継ぐ)のような場合にもはたらきます。これはブラウン先生のクラスをtakeする移動動作と弧を描くようなoverがかぶさった表現です。Bの「真上に(を)」の意味タイプの代表例は以下のとおりです。●「真上に(を)」の例・The plane is flying over the Pacific Ocean. 飛行機が太平洋の上空を飛んでいる。・The painting looks better hanging over the cabinet.その絵は飾り台の上に掛ければ素敵に見える。ここでの例はaboveに置き換えることも可能ですが、両者の違いもあります。最初の例で、単に「太平洋の上」だとaboveも可能ですが、from Narita to LosAngeles(成田からロサンゼルスへ)などが加わると、太平洋を越えて飛ぶ飛行機の軌跡が意識されるため、overのみが自然になります。また、The car drove overthe bridge.(その車は橋を渡った)もBの焦点化の事例とみなすことができます。drive across the bridgeともいいますが、overだと「(移動の障害となる)川を越える」という意味合いが強くなります。Cの「全体を覆う」の意味タイプは、「……を覆って」だけでなく、比喩的に「……を支配下に置いて」「……を下して」という意味になります。例は以下のとおりです。●「全体を覆って」の意味の展開例・Spread a lot of butter over the bread. パンにたっぷりバターを塗ってください。・She put her hands over her face. 彼女は両手で顔を覆った。・He ruled over China for a long time. 彼は中国を長い間支配してきた。・Yankees over Red Sox, five to three. 5 対3 でヤンキースがレッド・ソックスを下す。「パンにバターを塗る」の例ではon the breadがすぐに連想されますが、onだと「塗りつける(接触)」、overだと「全体を覆うように」と強調する内容に違いがでてきます。また、全体を覆うのoverは水平面に対してだけでなく、「顔を両手で覆