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501副詞の文法第3部Chapter 3 ●前置詞overalongacrossthrougharound経路を示す空間詞った」の例のように垂直面に対しても妥当します。「上から下を覆う」のイメージから「何かを支配下に置いて」だとか「(スポー....

501副詞の文法第3部Chapter 3 ●前置詞overalongacrossthrougharound経路を示す空間詞った」の例のように垂直面に対しても妥当します。「上から下を覆う」のイメージから「何かを支配下に置いて」だとか「(スポーツで)……を下して」という意味合いは理解しやすいと思います。Dの「越えた向こうに」の意味タイプだと、視点が関与して、こちら側から何か障害となる物の向こうにという意味になり、それが比喩的に「(困難などを)乗り越えて」という意味になります。●「越えた向こうに」の展開例・There’s a castle just over the mountain. ちょうど山の向こうにお城がある。・I’m completely over her. 彼女のことはすっかり忘れた。このように、用例の背後には overのコア図式があり、そこからさまざまな意味が展開します。overのイメージを回転することで「両手で顔を覆う」のような表現が可能となります。副詞的なover の例として、roll overになると文字どおり「コロコロ回転する」といった意味合いで、over and over「何度も」という成句の「繰り返し」の意味もイメージの回転の応用だといえます。何かにつまずいて転ぶ際にもfall overといい、ここでのoverは副詞ですがイメージ的には共通しています。