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144児童文学文字を学び始める年齢から中学生(5 ~ 14 歳)を対象にした児童書の中から、<SF・ファンタジー><冒険・スリラー><ノンフィクション>に属さない小説をご紹介する。大人が楽しめる傑作が多い。幼い....

144児童文学文字を学び始める年齢から中学生(5 ~ 14 歳)を対象にした児童書の中から、<SF・ファンタジー><冒険・スリラー><ノンフィクション>に属さない小説をご紹介する。大人が楽しめる傑作が多い。幼いころ、大人の世界に「なぜ?」と疑問を感じたのにちゃんとした答えが得られなかったことや、言葉を間違って解釈していたことなどを、この本の著者Shel Silverstein は謎めいた言葉で語り、独自のイラストでユーモアたっぷりに仕上げる。私が子ども向けの詩集でトップ5 を選ぶとしたら、たぶん全部Silverstein の作品になってしまうだろう。それくらい彼の詩集はどれも傑作である。彼の詩とイラストのパズルを合わせてみると、思わず「うまいっ!」と拍手してしまう。詩なので理解しにくいところもあるかもしれないが、気にせずに何度も声に出して読んでみよう。幼い子どもと一緒だとなおよいだろう。理解していないはずなのに3 歳くらいの子でも笑うことがある。言葉が好きで、ユーモアのセンスがあれば、3 歳から100 歳以上まで楽しめる詩集だ。一般的にシルヴァスタインの最高傑作は、子どもに対する母の無償の愛を描いたTheGiving Tree(『おおきな木』)とみなされているが、通常の彼の作品とは異なり内容がとても切ない。そこで、著者のユーモアのセンスが発揮されている本書をおすすめしたい。Silverstein の他の作品では、A Light in the Attic、Falling Up、Every Thing On It、The Missing Piece、A Giraffe and a Half がおすすめ。Where the Sidewalk Ends(30th Anniversary Edition)Shel Silverstein・ハードカバー:192 ページ・出版社:HarperCollins・出版年:2004(初版1974)・難易度:★★☆☆☆・適正年齢:G(4 歳以上)・キーワード:詩集/モダンクラシック/ユーモア『歩道の終るところ』シェル・シルヴァスタイン(著)、倉橋由美子(訳)、講談社もっと読みたい人には……