多読ブックガイド4試読

多読ブックガイド4試読 page 12/18

電子ブックを開く

このページは 多読ブックガイド4試読 の電子ブックに掲載されている12ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
110 SSS(Start with Simple Stories)の多読では、いろいろな種類の洋書を使って、レベルを上げていきます。重要なことは、辞書を使わなくても、高い理解度で読めるやさしい本をたくさん読むことです。しかし、小....

110 SSS(Start with Simple Stories)の多読では、いろいろな種類の洋書を使って、レベルを上げていきます。重要なことは、辞書を使わなくても、高い理解度で読めるやさしい本をたくさん読むことです。しかし、小学校高学年や中高生向けの児童書は、1冊3 万語から20 万語程度、小学校低学年向けの児童書でも、1冊4,000 語~ 10,000 語ですから、「私に読めるやさしい洋書って本当にあるの?」と思われた方も多いでしょう。でも、英語の学習を始めたばかりの人でも、辞書無しで読めるやさしくて短い本があるのです。それが、英語学習用の段階別読み物です。2種類の段階別読み物 やさしい段階別読み物には2 種類あります。ひとつは、英語を母語とする児童向けの段階別学習絵本(Leveled Readers と言い、LRと略します)です。LR には、1 冊10 語程度のものから、1 冊5,000 語程度のものまで、いろいろなものがあります。もうひとつは、英語を外国語として学ぶ学習者向けに段階別に書かれた本(Graded Readers と言い、GRと略します)です。これは、1 冊100 語程度のものから、1 冊3 万語程度のものまでが段階別に揃っています。英語学習者にとって、このふたつの段階別読み物は、多読を軌道にのせるのに不可欠な読み物です。 LR(Leveled Readers)のよい点は、英語圏の幼児・児童向けのため、英語圏でよく使われる簡単な表現が豊富なことです。欠点は、表現がこなれすぎていたり、語彙も英語圏以外の人には日常的でない語彙が出てきたりして、日本人にはわかりづらい場合があることです。 GR(Graded Readers)のよい点は、非英語圏の英語学習者向けのため、語彙が制限されていて、適切なレベルのものを選べば、知らない単語がほとんど出てこないものを選べること、限られた語彙が繰り返し出てくるので、単語の意味が定着しやすいことです。また、CD 付きのものがほとんどで、初級レベルのものは朗読速度がゆっくりなのもよいところです。欠点は、学Leveled Readers と Graded Readers で多読をスタートダッシュ!