多読ブックガイド4試読

多読ブックガイド4試読 page 7/18

電子ブックを開く

このページは 多読ブックガイド4試読 の電子ブックに掲載されている7ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
112 多読を始めるのに適切な本は? 多読を始めるのに適切な本は、英語学習者用の段階別読み物 (GradedReaders、略称GR) と、英語を母語とする児童向けの学習絵本 (LeveledReaders、略称LR) です。これらの本はいず....

112 多読を始めるのに適切な本は? 多読を始めるのに適切な本は、英語学習者用の段階別読み物 (GradedReaders、略称GR) と、英語を母語とする児童向けの学習絵本 (LeveledReaders、略称LR) です。これらの本はいずれも、適切な段階分けがされていて、非常にやさしいレベルのものもあります。多読に適したGR、LRの主なシリーズは、第2 章に紹介しました。また、特に面白い本については、第2章でレベル別に紹介しています。3 本の読みやすさレベル(YL)について やさしい本から難しい本に徐々にレベルを上げていくのが、SSS 方式の段階的多読法です。しかし、いきなり書店の洋書コーナーへ行っても、どの本がどのくらいの難易度なのか、どういう順番で読んでいけばよいのか、見当がつきません。英語の絵本や、TOEIC 400 点用の帯がついている本ならやさしいだろうと思って読んでみたら、意外に難しくてよくわからなかったという経験のある人も多いのではないでしょうか?  多読を推進しているSSS 英語多読研究会では、本の読みやすさを評価する共通の基準、読みやすさレベル (Yomiyasusa Level、略称YL) という数値を決めています。実際に多読をしている人の声を集約して、「日本人学習者にとっての本の読みやすさ」をYL0.0-10.0 の数値で表します。YLの数値が小さいほど読みやすいことを示します。 YL0.0 は、題名だけが英語で、中には一切文字のない絵だけの絵本です。従って、YL0.0 の本はまったく英語を知らない人でも内容を理解することができます。英語学習用に使う本のYL は、0.0 から9.9 までです。YL 10.0は、難しすぎて多読には適さない本であることを示します。 主な本やシリーズのYL 表は、p. 110 ~ 112 をご覧ください。また、本書で紹介してある本にはすべてYL が掲載されています。