日本人が間違えやすい中国語文法 ―徹底分析190― 試読

日本人が間違えやすい中国語文法 ―徹底分析190― 試読 page 2/24

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× × 2 外国人中国語学習者向けの文法誤用を解説する書籍はすでにいくつか出版されています。それらの書籍は、教師にとっては教えるときの参考になる一方で、外国人の中国語学習者へのガイダンスとなります。 た....

× × 2 外国人中国語学習者向けの文法誤用を解説する書籍はすでにいくつか出版されています。それらの書籍は、教師にとっては教えるときの参考になる一方で、外国人の中国語学習者へのガイダンスとなります。 ただ、それらの書籍にはまだ不足しているところがあります。その不足というのは、挙げられた誤りの例が「普遍性」を帯びるもので、明確な対象に焦点をおいたものではないということです。つまり、それらの誤用は、どの言語を母語とする学習者がおかしやすいか、それに対しどの言語を母語とする学習者にとっては珍しいかということが示されていません。しかも、それらの誤用の根本的な原因は、母語の影響にあるのか、それとも習得言語にあるのかということへの分析もあまり行われていません。その結果、書籍の使用者は結論がわかっていても、その結論を導く理由については理解できず、根本的な解決法にはならないのです。一部の書籍は誤用の原因について検討してはいますが、中国語の文法のみを考慮して進められた考察と分析が多くなっています。そのような認識は必要ではありますが、時に効果が上がらない場合もあります。なぜなら、外国人の中国語学習における文法誤用は、母語の影響を受けるものが多いからです。つまり、学習者が自分で気づくか気づかないうちに、中国語の文法を母語の中の似ているものと対照しながら訳すことがあって、そこから誤用が生まれやすいのです。したがって、もし問題を分析するときに中国語の文法のみを考えると、考えが一方的になり、必然的に表面的なものだけに焦点を置くことがあります。根本的な原因がわからないと、問題を解決できない上に、学習者を惑わす可能性もあります。 本書では、日本人学習者が中国語学習においておかしやすい文法の誤用を分類し、根本的な原因を指摘できるようにできる限りの分析を行いました。そのような分析を通して、日本人の中国語学習者に誤用の起因を理解させ、それから誤用を避けることにつながることを期待しております。その他、日本人の中国語学習者が複雑な文法の使い方についてよ× × はじめに