こんなとき、英語ではこう言います

こんなとき、英語ではこう言います page 10/24

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どうしたら最小限の努力で外国語が上達するか??この答えはいまだ見つかっていません。もちろん、外国語を人より速く身につけることのできる人は存在します。しかし残念ながら、この運のいい人たちの中にも、なぜ自分....

どうしたら最小限の努力で外国語が上達するか??この答えはいまだ見つかっていません。もちろん、外国語を人より速く身につけることのできる人は存在します。しかし残念ながら、この運のいい人たちの中にも、なぜ自分にそれができたのか、その理由を分析できる人はほとんどいないのです。もしも分析できたとすれば、彼らはなんと答えるでしょうか。一度覚えた言葉を二度と忘れない鮮明な記憶力があるからだと言うでしょうか。それとも、自分の得た情報をよりよく活用できるように、言語中枢の働きに磨きをかけたからだと言うでしょうか。あるいは、学んだことをそのまま受け入れ、状況に応じて半ば反射的に使ってみたからだと言うでしょうか。ところで、外国語を身につけるために多大な努力(と多大な費用)を払っているにもかかわらず、私たちは身近に最高の手本があることを見落としがちです。そう、その手本とは子どもたちです。幼児が母国語をどのように身につけていくかを観察するのは、価値のあることかもしれません。そして、そこで観察したことを自分の学習にあてはめてみてはどうでしょうか。子どもたちが初めて文法と出会うのは、小学校に入学してからです。しかも習うのは、言葉の理解や使い方を深めるわけでもない、ごく基礎的な文法だけです。つまり、文法は二の次だということです。とすると、文法から外国語にアプローチするのは間違った方法だということになるのでしょうか。答えはもちろん「ノー」です。10この本のテーマ1. 文法を学ぶことと、その限界