英米リーダーの英語 試読

英米リーダーの英語 試読 page 15/22

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69スピーチの背景 オバマ氏は圧倒的な支持率をもって2008 年の大統領選挙で選出され、2012 年の大統領選挙でも勝利をしました。ここで取り上げたのは2013 年2 月に行われた、二期目の一般教書演説です。 この演説....

69スピーチの背景 オバマ氏は圧倒的な支持率をもって2008 年の大統領選挙で選出され、2012 年の大統領選挙でも勝利をしました。ここで取り上げたのは2013 年2 月に行われた、二期目の一般教書演説です。 この演説の中でオバマ大統領は議会に対し、自動歳出削減措置(sequestration)の回避や銃規制、移民改革法案等への対応を促すとともに、アメリカの経済成長の真の原動力は中間所得層であり、中間所得層の再建がアメリカの繁栄を復活させることになるとして、製造業雇用の増大や気候変動、エネルギーへの対応、教育問題やインフラストラクチャー整備といった幅広いアジェンダで20 余りの野心的な計画や目標を打ち出しました。オバマ大統領は、「我々が必要とするのはより大きな政府ではなく、優先目標を設定して広域的な成長に投資を行う賢明な政府である」と主張し、今回の提案がアメリカの財政赤字を増大するものではないことを強調しています。 特に、アメリカを新規雇用と製造業を引き付ける魅力ある場所にすることが最優先事項であると訴えています。アメリカでは雇用の喪失が10 年以上も続きましたが、アメリカの製造業はこの3 年間で約50 万の雇用を創出したとしており、製造部門を再活性化するとして大統領は総合計画を打ち出しました。また、「オバマ・ケア」というる医療保険計画や、サイバーセキュリティについての方針を打ち出したのが今回の約1 時間に及んだ一般教書演説の特色といえます。バラク・オバマアメリカ合衆国大統領 1961 年、ハワイ州生まれ。幼少期はハワイとインドネシアのジャカルタを中心に過ごす。コロンビア大学を卒業後、ハーバード法科大学院を修了。その後、シカゴ大学の講師などを務める。 1997 ~ 2004 年までイリノイ州上院議員、2005 ~ 08 年までアメリカ連邦議会上院議員を務め、“Change, Yes WeCan!”のスローガンを掲げて大統領選にのぞみ、09 年、アメリカ合衆国大統領に就任。12年再選。