多聴多読マガジン 2013年12月号 vol41試し読み page 17/52

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2013 DECEMBER 37特集 すらすら英語リーディング術押さえながら、しっかり読まれていましたので、上のレベルの本などを関係代名詞をひっくりかえさずに読めるようになると、さらに楽しく読めるでしょう。　7 番さん....

2013 DECEMBER 37特集 すらすら英語リーディング術押さえながら、しっかり読まれていましたので、上のレベルの本などを関係代名詞をひっくりかえさずに読めるようになると、さらに楽しく読めるでしょう。　7 番さんは、全般的にかなり高い理解力を示しています。ノンフィクションを読まれるときに、もう少し時間をかけて読まれると内容をしっかり把握することができるでしょう。　８番さんは、物語が読みやすかったようです。上のレベルの本が50％の理解力だったと思っていらっしゃるようなので、わかると思われるレベルをもう少し読まれてから先に進まれるとよいでしょう。　9 番さんは、集中力ある読み方をされていました。ご自分のペースで読めなかったとおっしゃっているので、ペースを守れるような本をたくさん読まれるとよいでしょう。　10 番さんは、全般的にかなり高い理解力を示し、とても速い速度で読まれていました。順調に読まれていますが、必要なときにはもう少し丁寧に細かいこともとらえて読まれると、さらによいのではないでしょうか。　11 番さんは、多読に慣れていらっしゃる印象がありました。簡単なものは、考えすぎてしまうとのことでしたが、基本的には左から右に目を流しながら読まれるとよいでしょう。ご興味のある分野で読み応えのあるものを選ばれてもよいでしょう。　12 番さんは、すらすら読まれていましたが、途中で少し眠くなられたようでした。疲れたときには少し休憩を取るなど、読むときの条件を整えられると多読が進むと思います。　13 番さんは、多読に慣れていらっしゃいました。あわてて読まれたという本もありましたので、あくまで焦ることなく、内容が読み取れるようなレベルのものを、必要な時間をかけて読まれていくとよいでしょう。　The Beautiful Game で、分速80 語未満だった、1 番、4 番、5 番、6 番さんは、このレベルはまだ「早すぎる」と考えてください。YL １未満の本を3 万語は読んで、「流れるように読む」感覚を身につける必要があります。また、5 番さんは、設問3、4 に正答できておらず、全体として７割の理解度を確保しているものの、やや読みが浅いことが懸念されます。無理して、このレベルを読むより、YL ０の本から順を追って、徐々にレベルを上げていくのがよいでしょう。　13 番さんは、The Beautiful Game を分速98 語と軽快なペースで読み終わられており、感想も「読みやすかった、面白かった」とありますが、正答率が５割で読みが浅い懸念があります。一方、Steve Jobs and the Story of Apple の正答率は8 割と高く、仕事上で、ノンフィクションの英語のほうにより慣れている方なのかもしれません。しかし、無理してこのレベルを読むよりも、分速100 語以上で読め、かつ、理解度も高く読めていたYL １レベルの本を大量に読んで、「理解度の向上」+「読書速度の向上」の二兎を狙うのがよいと思います。　2 番さんは、The Beautiful Game の読書速度は、分速80 語と遅めですが、ManHunt では、速度も速くなり、理解度も問題ないです。英語の基礎力はあるように思えますので、The Beautiful Game 全体を朗読程度の速度（分速120 語）で読んでみて、同じ理解度で読めるかを確認してはいかがでしょう。　3 番さんは、いずれの作品に対しても、８割以上に正答されており、理解度は安定しています。レベル０~ レベル３まで、手当たり次第、30 万語程度読めば、分速120 語まで3 ケ月程度で向上すると思われます。100 万語読めば、分速150 語、正解率9 割の読みを確立できると思います。　7 番さんは、The Beautiful Game はしっかり読めています。ノンフィクションのSteve Jobs では正答率５割と苦戦されているので、読解力を上げるには、ノンフィクショ● 古川昭夫先生からのアドバイスThe Beautiful Game とSteve Jobs を中心に