多聴多読マガジン 2013年12月号 vol41試し読み

多聴多読マガジン 2013年12月号 vol41試し読み page 7/52

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概要:
2013 DECEMBER 7 YL(読みやすさレベル)とは? YLとは、SSS英語多読研究会が作成した本の読みやすさを判断する基準で、「日本人学習者にとっての読みやすさ」の基準を0.0から9.9までの数値にしたものです。0.0が....

2013 DECEMBER 7 YL(読みやすさレベル)とは? YLとは、SSS英語多読研究会が作成した本の読みやすさを判断する基準で、「日本人学習者にとっての読みやすさ」の基準を0.0から9.9までの数値にしたものです。0.0が最もやさしく、0.0は文字のない絵だけの本という位置づけです。YLを知りたい場合は、弊社が提供している「多聴多読ステーション」(http://www.kikuyomu.com/)で1,000冊以上の洋書のYLを検索できるほか、『英語多読完全ブックガイド 第4版』(小社刊)には14,000冊以上の洋書についてYLなどの書誌データが掲載されています。「多聴」の進め方 本誌が考えている「多聴」は、ただ音声を聞くというだけではありません。以下の3つの方法から自分に合ったものを実践してみてください。① 聞き読み 音声を聞きながら、テキストを目で追っていく読み方です。音声をガイドにして後戻りせずに読む練習に使えます。また、いきなりリスニングをするのが難しいテキストの場合、最初に目で追いながら聞き、次にテキストなしでリスニングを進めていくというときにも役立つ方法です。② シンクロ・リーディング (パラレル・リーディング) 音声を聞きながらテキストを声に出して読む練習法です。いきなりシャドーイングをするのが難しい場合の前段階の練習として、また、音読の前段階の練習としてよく行われます。発音をよくするのにも効果があります。③ シャドーイング 聞こえてくる音声をできるだけ正確に再現する練習方法です。自分の中に音声データベースを作り、リスニング力を強化することができるとともに、発音を向上させるのにも役立ちます。練習には次のふたつのステップがあります。(1) プロソディ・シャドーイング 音の強弱やイントネーション、リズムなどのような、音の調子を決めるプロソディ(韻律)といわれるものを正確に再現します。(2) コンテンツ・シャドーイング  プロソディが正確にとれるようになったら、コンテンツ(内容)に意識を集中してシャドーイングをします。  LL(リスニングレベル)とは? ①連結・脱落・同化などの音のくずれ ②スピード(wpm=words per minute) ③ポーズの長さと多さなどを総合した音だけの難易度レベルです。0.5~9.1のレベルがあります。テキストの難易度は含まれません。なお、LLは門田修平・関西学院教授の監修で作成されたものです。*wpm=words per minute。1分間に何語のスピードで話しているかを表したもの。