ブックタイトル英語上達12のポイント

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概要

英語上達12のポイント

ポイント1大量のインプットが必須チベーション」とか呼ばれる要素です。また、英語圏に留学しないとだめだとか、よい先生にめぐり会うこと、特に英語母語話者の友だちを持つ、あるいは英語母語話者を恋人にするとよいなどと考える人もいるでしょう。これらはみんなそれなりに「一理ある」と言えます。というのも、これらの条件がかなうと、それだけ英語に接する時間が増える、それだけ多くの英語のインプットに触れることにつながるからです。実は筆者は、これまでのさまざまな議論を整理して、外国語(第二言語)の習得に必要なのは次のふたつの検討課題、「言語インプットの確保」および「学習システムの活性化」を解決することだと考えてきました1)。言語インプット学習(知覚・理解・記憶・内在化)システム言語能力検討課題(1)検討課題(2)図1第二言語(外国語)習得のための基本課題前記(A)の人間がことばを習得する方法については、図1では、検討課題(2)にあたります。どのような学習法、教育法をとれば、うまく英語(外国語)が無理なく入ってきて(すなわち、知覚、理解、記憶し内在化して)、使えるようになるかという問題です。これまで私たち日本人が行ってきた、語彙・文法を覚え、日本語に訳すという学習法では、決して英語が使えるようにはなりません。そうではなく、英語という言語が、その音声面も含めて、自然に頭の中に入ってくる、しかも使えるような形で入ってくる、どのような学習法をとればそれが可能になるかという問題です。また、前記(B)の「外国語に上達した人はインプット量が多かった」という点は、図1では、検討課題(1)に相当します。学習者が接するインプットをどのくらいまで増やせるかその量の問題で1)門田(2007:251; 2012:20)23