ブックタイトル英語上達12のポイント

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概要

英語上達12のポイント

す。しかも、聞いて理解できるインプットが重要で、聞いていても意味がわからなければ何の価値もありません。辞書なしで聞いて理解できるインプットにどれだけ接したかという問題です。本章では、図1の(1)(2)で示された検討課題について、これまでの第二言語習得研究で、何があきらかにされてきたのか、お話ししたいと思います。それではまず(1)からです。2.「インプット理論」とは?「ことばの学習では、まず、たくさんの言語インプットを浴びることがとても重要だ」というのが「インプット理論(inputtheory)」です。このインプット理論に立脚した学習法には次の3つがあります。1コンプリヘンションアプローチ2 Krashenのインプット仮説3多読・多聴による方法2-1.コンプリヘンションアプローチ(comprehension approach)これには、1970年代に開発された、次のふたつの学習法が含まれます。(1)WinitzによるOHRメソッドOHRはドイツ語で「耳」を表すことばで、文字通り聴覚による音声言語の理解を中心に据えた学習法です。OHRはoptimalhabit reinforcement 2)の略です。この方法では、学習者は、絵を見ながらひたすら外国語の単語や文を聞き、その後数枚の絵からその意味内容を表す絵を1枚だけ選んで解答するという作業をずっと行います。学習者に提示さ242)ことばの慣習を最も適切な方法で身につけられるプログラムといった意味を持っている。