ブックタイトル英語上達12のポイント

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概要

英語上達12のポイント

ポイント1大量のインプットが必須れる語や文は、学習当初から、徐々に本当にスモールステップでレベルを上げていきます。そうすると、学習者はほとんど間違ったりしません。これは、従来からのプログラム学習の方法論をそのまま採用したものです。さらに、スピーキングや発音練習などアウトプットに関わる活動は一切与えません。スピーキングや発音の練習を、リスニングと並行して実施すると、言語習得は阻害されると考えています。また、単語や文法の学習を教師が解説するといった明示的な指導もありません。この学習法の最大の特徴は、学習開始当初からひたすらリスニングを行うことで、少しずつ学習者自身で、対象言語の単語・構文や文法規則などを発見していくという点にあります。そうすることで、赤ちゃんの母語獲得の方法にできるだけ近づけようとしているのです。反面、問題点としては、単語・文を聞いて意味内容を表す絵を選ぶというタスクをひたすらこなしていくので、ややもすれば退屈になりやすいという点があります。しかしながら、母語獲得のプロセスを参考にして、学習者みずからが単語の意味や文法ルールを発見していくという発想は、当時画期的なものでした。この方法による教材としては、音声CDのついたTheLearnablesが有名です。図2The Learnablesの当時の表紙3)、現在のサンプル4)(スペイン語の学習・テストページ)3) http://www.amazon.com/Learnables-Basic-Structures-Spanish-Compact/dp/188737190 7/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1377535491&sr=1-1より転載。4) http://www.learnables.com/lesson6sp.htmlより転載。25