ブックタイトルシャドーイング・音読と英語コミュニケーションの科学 試読

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概要

シャドーイング・音読と英語コミュニケーションの科学 試読

ます。要は、make common(共通して持つ、分かち合う)ということで、単に一方的に「伝達」「通信」するだけではなく、その結果、考えや意見、感情などを「互いに共有しあう」ことを指しているのです。ふだん私たちは、コミュニケーションがどのように進んでいるのか、その中身をほとんど意識することなく、家庭で、学校で、仕事先で、電車・バスの中で、さらには飲み会や、趣味の会など、さまざまな場面や状況の中で、母語(日本語)によるコミュニケーションを実行しています。しかしちょっと考えてみると、はたと気づくことがあります。それは、このコミュニケーションにおいては、さまざまなプロセス(処理:processing)が同時並行的に進行していることです。そしてそれが当たり前になっているという実態があります。一例を挙げましょう。友だち同士の会話です。A:今度の土曜日に友だちの家でパーティをやるよ。B:ごめん、その日はすでに妻と食事に行く約束をしているんだ。14