ブックタイトル多読的シャドーイング試し読み

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概要

多読的シャドーイング試し読み

初心者にまずすすめたい、この6冊やさしい洋書3冊の音源を使って、続けてシャドーイングの練習を重ねてきましたが、いかがだったでしょうか。ここではシャドーイングを始めたばかの初心者におすすめのやさしい洋書を、すでに取り上げたものも含めていくつかご紹介します。Chapter 1で取り上げたNoah’s Arkが「ちょうどよいスピードだった」、あるいは「もっとゆっくりした音源でシャドーイングしたい」という方には、非常にゆっくりしたスピードで朗読されているBiscuit Finds a Friendがおすすめです。犬のBiscuitを主人公にした微笑ましい話で、これ以外にもBiscuitシリーズとして数冊あります。スピードが1分間110語程度のInspector LoganやThe Phantom ofthe Operaが「難しかった」という方は、右に挙げたThe Magic BarberやL.A. Detective、The Blue Cat Clubを試してみてはいかがでしょう。すべて1分間に85語程度のゆっくりとしたスピードなので、シャドーイングしやすいかと思います。これらは内容的にも定評のある3冊なので、物語の世界に没入しながら、楽しんでシャドーイングしましょう。スピードがゆっくりした音源のものは、速く読むのに慣れてくるとかえってわずらわしく感じるものです。そう感じたら、よりスピードの速いものでシャドーイングするレベルアップのタイミングだと言えるでしょう。[注釈]*YL(読みやすさレベル)とは、SSS英語多読研究会が作製した本の読みやすさを判断する基準で、「日本人学習者にとっての読みやすさ」の基準を0.0から10.0までの数値にしたものです。0.0が最もやさしく、0.0は文字のない絵だけの本を指します。洋書のYLを調べたい場合は、「多聴多読ステーション」(http://www.kikuyomu.com/)で1,000冊以上の洋書のYLを検索できるほか、『英語多読完全ブックガイド第4版』(コスモピア、2013年)には14,000冊以上の洋書について、YLなどの書誌データが掲載されています。70