ブックタイトル多読的シャドーイング試し読み

概要

多読的シャドーイング試し読み

Chapter 2●いろいろな本でシャドーイングしよう1週間のシャドーイングの成果は？ひとつのお話を丸ごとシャドーイングしてみて、いかがでしたでしょうか。この音源ではスピードも上がりましたし、また約11分という長い時間、英語を声に出し続ける体力も必要とされます。Chapter 2の仕上げとして、何度もくり返し挑戦してみましょう。さて、この音源に1週間取り組んだモニターさんの感想はいかに？1日目スピード：時々ひっかかる音源のマネ：時々ひっかかる内容：少しわかるTrack12強調して読まれている単語は何となくつかむことができるが、冠詞や前置詞など弱く読まれている単語が聞き取りづらかった。たとえ簡単な文章でも、英語らしい音やリズムで話すのは想像していたよりもずっと難しかった。1週間後スピード：大体ついていける音源のマネ：大体マネできる内容：大体わかるTrack13シャドーイングと音読の回数を重ねることで、自信をもって声に出して英語を読めるようになってきたし、また音だけ聞いてその情景がイメージできるようになってきた。岡山先生からのアドバイスこのモニターさんは、1週間後は見事に流暢なシャドーイングをなさっていますね。最初は単語ひとつひとつの発音はきれいなのですが、それが文としてうまくつながらず、戸惑っている様子です。それが1週間後には自信を持って、文として見事に表現されています。また、文として言えるようになったことで、前後の文もつながり、情景まで思い浮かべられるようになったのでしょう。シャドーイングは、最初は意味を考えずに練習していても、後から意味がついてくるものですが、このモニターさんのように、日本語の意味ではなく、情景として、つまり、英語をそのまま理解して情景を思い浮かべられるようになる、とおっしゃる方も多いようです。69