ブックタイトルTOEIC(R)テスト全パート対策英文法試し読み

概要

TOEIC(R)テスト全パート対策英文法試し読み

本書の構成と使い方■序章序章では、英語の基本的な文法について解説しています。文の要素（主語、動詞など）や品詞（名詞、動詞、形容詞など）の基礎知識に不安があるかたは、序章から読み始めてください。●文法項目品詞などの基本的な文法知識が、項目ごとにまとめられています。表などを使ったわかりやすい解説が掲載されています。名詞名詞は人物、事物、場所などを指し示す語で、Tokyo（東京）やBarackObama（バラク・オバマ）のような固有名詞も名詞に含まれます。先ほどの例文では、下記の3つの名詞が使われていました。store equipment yearsstoreは冠詞のtheと結びついたthe storeの形で「主語」に、equipmentはaudioと組み合わさって、audio equipmentの形で「目的語」になっていました。このように名詞は文の構成要素として、主語および目的語になることが可能です。英語の名詞は日本語の名詞と異なり、「数えられるかどうか」で2つの種類に分類することができます。「数えられる名詞」を「可算名詞」、「数えられない名詞」を「不可算名詞」と呼びます。例文の名詞では、storeとyearsが可算名詞、equipmentが不可算名詞です。可算名詞store / years不可算名詞equipmentそれでは、可算名詞と不可算名詞について学習していきましょう。1可算名詞可算名詞は「数えられる」という特徴を持っていて、例えば「2台の車」であればtwo carsのように表すことができます。可算名詞には単数形と複数形があって、車であれば単数形がcar、複数形がcarsになります。例文の名詞では、storeが単数形、yearsが複数形です。2不可算名詞不可算名詞は「数えられない」ため、単数も複数もありません。冠詞のa/anがつくことはなく、theがつくか冠詞なしで用いられます。不可算名詞には、water（水）やair（空気）、meat（肉）やsalt（塩）などが含まれますが、これらは「数」ではなく「量」でとらえられます。なお、information（情報）、advice（アドバイス）、luggage（荷物）、buggage（手荷物）、furniture（家具）、progress（進捗）、news（ニュース）、machinery（機械類）やmoney（お金）なども不可算名詞になるので注意が必要です。I’ll give you some advice.（あなたにアドバイスをしましょう）ちなみに不可算名詞を直接数えることはできませんが、two cups ofcoffeeやa sheet of paper、a piece of equipmentのように、何らかの「単位となる可算名詞of不可算名詞」の形で数えることが可能です。また、不可算名詞は単数扱いなので、主語になる場合、後ろに続く動詞は現在形の一般動詞であれば-sがつき（→p.27）、現在形のbe動詞であればisが使われます（→p.23）。Furniture is sold at reduced price.（家具は割引価格で販売されています）複数形は、基本的には単数形の語尾に-sをつけた形になります。例えば、storeの複数形はstoresで、three storesで「3軒の店」という意味になります。複数形の作り方については、巻末のp.182に掲載しています。We have three stores in Tokyo.（私どもは東京に３つの店舗があります）18 198