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概要：
8　本書は、いわゆる「文法問題集」ではありません。文法のための文法演習ではなく、文法を使ってさまざまなタスクを行うことを心がけた「トレーニング本」です。「文法を使う」という視点をもつことで、文法学習に....

8　本書は、いわゆる「文法問題集」ではありません。文法のための文法演習ではなく、文法を使ってさまざまなタスクを行うことを心がけた「トレーニング本」です。「文法を使う」という視点をもつことで、文法学習にリアリティを取り戻すことを心がけました。　以下、具体的な特徴について説明します。　良質のエクササイズはauthentic で meaningful で personal なものであると思います。authentic とは「自然な英語としてふさわしい」ということです。よいエクササイズにするためには、英語として自然なだけでなくタスクも自然なものである必要があります。これまで、文法問題集の英文は英語としてのauthenticity が低く、また、機械的な置き換え問題に代表されるようなタスクもリアリティに欠けるといわれてきました。そこで本書ではできるだけauthentic な英語とタスクを追及しています。meaningfulとは「意味ある、理解可能な」ということであり、学習者が納得できるということがポイントになります。いくら生の自然な英語でも有意味でなければ、学習者にとって良質のインプットとはいえません。meaningful であるということがauthenticity の条件になるということです。authentic でmeaningful なエクササイズを作成するということが必要となります。さらにいえば、personal な英語、エクササイズであることが望まれます。ここでいうpersonal とは、「自分の興味・関心に合う」ということであり、英語学習が他人事でなく自分事として受け止めることができるということを意味します。「自分の英語= my English」を育てる　英語をpersonal なものとして扱うということは、「自分の英語（myEnglish）」として英語をとらえるということです。「科目として英語を学ぶ」のではなく、自分の中にmy English を育てる、ということです。my3 つのねらいをもったエクササイズの作成本書の基本的な考え方