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9English とは「英語力」ということです。英語の知識を身につけても英語を自由に使うという英語力にはならないでしょう。歴史についていろいろ暗記するように、英語についていろいろ知識を蓄えても、それは「教科と....

9English とは「英語力」ということです。英語の知識を身につけても英語を自由に使うという英語力にはならないでしょう。歴史についていろいろ暗記するように、英語についていろいろ知識を蓄えても、それは「教科としての英語」であって、my English(=英語力)への貢献は限定的となります。 そこで、authentic でmeaningful でpersonal な英語や活動(エクササイズ)を通して、「英語を我がものにする(personalize する)」という考え方が大切だろう考えられます。 本書は、こうした考え方に沿って、エクササイズを構成しています。読者の英語力や個人的関心は多様であり、本書に含まれるエクササイズがmeaningful でpersonal であるという条件を満たすことは決して容易ではありません。しかし、本書では、多くの読者の方々がauthentic でmeaningful でpersonal なエクササイズであると思っていただけるものを心がけました。 具体的には、日常的に行うタスクと文法を結びつけたところに本書の特徴があります。例えば、1 週間の予定を書き込むには現在単純形がぴったりです。文法のための文法演習ではなく、「タスクを行うのに必要な文法」という視点をできるだけ取り入れました。  本書のもうひとつの特徴は、英文法ネットワーキングの視点を取り入れ、構成しているというところにあります。まず、英文法の全体像として、モノ的世界を扱う「名詞の文法」、コト的世界を扱う「動詞の文法」、状況的世界を扱う「副詞の文法」、そして言語情報の配列を扱う「情報配列と構文」の4 つのドメインを想定します。そして、それぞれのドメインを構成する道具立て(要素)を種々のネットワークとして整理しています。 背景にある考え方は、英文法力を身につけるにはnetwork-building(ネットワーク構築)の視点が重要であるということです。バラバラの知識ではなく、意味的・機能的にまとまりをもったネットワークを意識的に構成ネットワーキングの視点● 本書の基本的な考え方