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3す。「文法をやっても英語は使えるようにならない」という人がいます。そして、それに同感する人も少なくないはずです。それはここでいう「乖離」が原因だろうと思います。表現のための文法学習ではなく、文法のた....

3す。「文法をやっても英語は使えるようにならない」という人がいます。そして、それに同感する人も少なくないはずです。それはここでいう「乖離」が原因だろうと思います。表現のための文法学習ではなく、文法のための文法学習になっているということです。しかし、冒頭で述べたように、本来、文法力が表現力を支えているのです。だとすれば、文法をやらなければ英語は自由に使えるようにならない、と主張すべきです。しかし、この主張が意味をもつためには、英文法の学習にリアリティを取り戻す必要があります。そのためには、文法のための文法学習から、authentic(自然な英語としてふさわしい)でmeaningful(意味ある、理解可能な)でpersonal(自分の興味・関心に合う)な文法学習にシフトさせていかなければなりません。本書は、『表現英文法増補改訂版』(2015, コスモピア)の練習帳です。『表現英文法トレーニング』という題を冠しているように、これは表現のための英文法のトレーニングです。 本書のトレーニングは、「リアリティのある問題を作ろう」を合言葉にして作成したものです。本書の制作は、コスモピアの坂本由子さんの提案によるものですが、共著者として岡本茂紀さんに加わっていただきました。岡本さんは、私がはじめて英語教育雑誌に記事を書く機会を与えてくれ、その編集をしてくれた方です。そして、その時の編集長が坂本由子さんでした。この度、縁があって25 年ぶりの3 人のコラボレーションが実現しました。 『表現英文法 [増補改訂版]』の練習帳として活用していただけたら幸いです。2015 年3 月田中茂範● はじめに