中国語学習ガイドブック

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13  いかに「自分の中に中国語のコア(核)をつくる」かですが、外国語を学ぶことは、相手の文化と自分の文化に対する理解を深めていく過程でもあります。『外国語学習のめやす 高等学校の中国語と韓国語教育から....

13  いかに「自分の中に中国語のコア(核)をつくる」かですが、外国語を学ぶことは、相手の文化と自分の文化に対する理解を深めていく過程でもあります。『外国語学習のめやす 高等学校の中国語と韓国語教育からの提言』(国際文化フォーラム)*の中に大変示唆的な内容が書かれていますので、中国語の学習法にも参考になるのではと思います。レベル別に考えるとどうでしょうか。 西 井  便宜上、初級、中級、上級に分けて説明しましょう。中国語検定試験1 級高度な読解力・表現力を有し、複雑な中国語及び日本語の翻訳・通訳ができること。5 級(2500 語程度)中国語の新聞・雑誌を読んだり、中国語のテレビや映画を観賞することができ、中国語を用いて比較的整ったスピーチを行うことができる。6 級(5000 語以上)中国語の情報をスムーズに読んだり聞いたりすることができ、会話や文章により、自分の見解を流暢に表現することができる。ノンネイティブとして十分なコミュニケーションができるレベル。微妙なニュアンスの理解・伝達ができ、あらゆる生活の場面で不自由のないレベル。表現は豊かになり、不自由なく日常生活でのコミュニケーションができる。専門分野の学習をすれば、ビジネス上での交渉・説得も可能なレベル。海外赴任には700 点が目安。日常会話の必要を満たし、限定された範囲内でのビジネス上のコミュニケーションもできるレベル。簡単な依頼や買い物・旅行など、特定の場面や限定的な範囲でのコミュニケーションができるレベル。基本的な事項の確認や自分の意思を伝えられるレベル。相手が配慮してくれる場合は、ある程度の会話もできる。挨拶はある程度でき、日常生活の基本単語が聞いてわかるレベル。会話に重点を置いた学習を始めたいレベル。4 級(1200 語程度)中国語を用いて広範囲の話題について会話ができ、中国語を母国語とする相手と比較的流暢にコミュニケーションをとることができる。3 級(600 語程度)生活・学習・仕事などの場面で基本的なコミュニケーションをとることができ、中国旅行の際にも大部分のことに対応できる。2 級(300 語程度)中国語を用いた簡単な日常会話を行うことができる。大学の第二外国語における第一年度履修程度。1 級(150 語程度)中国語の非常に簡単な単語とフレーズを理解、使用することができる。準1 級社会生活に必要な中国語を基本的に習得し、通常の文章の中国語訳、簡単な通訳ができること。2 級複文を含むやや高度な中国語の文章を読み、3 級程度の文章を書くことができること。日常的な話題での会話が行えること。3 級(1000 ~ 2000 語)基本的な文章を読み、書くことができること。簡単な日常会話ができること。(学習時間200 ~ 300 時間。一般大学の第二外国語における第二年度履修程度)4 級(500 ~ 1000 語)平易な中国語を聞き、話すことができること。(学習時間120 ~ 200 時間。一般大学の第二外国語における第一年度履修程度)準4 級(500 語程度)学習を進めていく上での基礎的知識を身につけていること。(学習時間60 ~ 120 時間。一般大学の第二外国語における第一年度前期修了、高等学校における第一年度履修、中国語専門学校・講習会において半年以上の学習程度)新HSK 中国語コミュニケーション力検定試験(TECC)1000950900850800750700650600550500450400350300250上級中級初級入門中国語の入門・初級・中級・上級:レベルの目安*下記は3つの検定試験のレベル比較表 くわしくはp.85 参照。胡* 2013 年1 月末市販。くわしくは、http://www.tjf.or.jp/meyasu/を参照ください。Part 1入門から中級まで効果的な中国語学習の進め方座談会