中国語学習ガイドブック

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1 普通にできる人が少ない語学 しかしです。中国語をマスターした、いやそんなことは不可能として、ふつうに日常会話ができる人は極めて少ないようです。中国人から電話がかかってきて、自然に応対できる人を知って....

1 普通にできる人が少ない語学 しかしです。中国語をマスターした、いやそんなことは不可能として、ふつうに日常会話ができる人は極めて少ないようです。中国人から電話がかかってきて、自然に応対できる人を知っていますか。中国に旅行に行って、まあ支障なく買い物や食事をあなたは楽しめますか。 これほど「やさしく、日本人に学びやすい」はずの中国語が、日本人にとっては「最も身につけにくい外国語」のひとつになっているのです。なぜでしょう。 答えは「発音」です。音としての中国語です。ことばは音、音は目に見えないのです。 昔、NHK のディレクターが私に語ったことがあります。彼はイタリア語やスペイン語など、いくつかの言語を担当したことがあるのですが、その彼が「先生、中国語をモノにしている人は少ないですね」と言うのです。よく聞いてみると、ほかの言語は確かにいろいろ難しい決まりがあるが、ともかく、口でカタコトぐらいは話せるようになる。相手の言うことも半年もすればある程度わかるようになる。それに比べると中国語は、半年や一年ぐらいでは相手の言うことがほとんどわからず、こちらの言うことも通じないようだ、というのです。2 わかりますか? 5 つのフレーズ そう言われてみると、私も思い当たります。この間、20 人ほどの聴衆を前に小さな講演会をしました。学習歴1 年ぐらいの人もいましたが、平均では3、4 年ぐらいの方が多く、10 年以上という方もおりました。私は「みなさんがどのぐらいできるか試してみましょう」といって、やさしい中国語をアシスタントの中国人の方に言ってもらいました。アシスタントの彼女は,「こんなにやさしいの、みなさん大体できますよ」と言って笑いました。私はいや、これで半分できたらよいほうですよと言い、実際に実験をしました。その内容は以下のようなものです。 1 y?o yi k?u 2 k?n yum? 3 wanr f?ibi?o 4 N? k? ma? 5 du? gu?n xian shi 33発音中国語 発音よければ 半ばよし1 Part 2