中国語学習ガイドブック

中国語学習ガイドブック page 18/32

電子ブックを開く

このページは 中国語学習ガイドブック の電子ブックに掲載されている18ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
 中国語が話せるようになるために、何をすればいいのでしょうか。 私の答えは「文法をよく理解しましょう」です。 ただし文法と言っても、文法用語をたくさん詰め込むことではありません。むしろ文法用語を減らす....

 中国語が話せるようになるために、何をすればいいのでしょうか。 私の答えは「文法をよく理解しましょう」です。 ただし文法と言っても、文法用語をたくさん詰め込むことではありません。むしろ文法用語を減らすように努力しています。 文法力とは、突き詰めて言えば脳内で言葉を並べる能力です。語順力と言い換えてもいいでしょう。語順力を育てるには、実際に会話をする以上のよい方法はありません。1 文法を習ってから会話をするのではなく練習を通して規則性・語順力を身につける 伝統的な考え方における語学学習は、文法を習い、教科書の本文を暗記し、ドリルをやってから、最後に会話練習をします。しかし語林の教科書には本文がありません。あるのは、シンプルな文法説明と口頭で答える練習のみです。 なぜ、このような方法を採用しているのでしょうか。 そもそも言葉は音声です。脳をコンピュータにたとえれば、すらすら話せる人の脳には、単語をスピーディーに取り出し、正しく組み合わせ、声にして他人に伝える能力が備えられていると言えます。 外国語を習うことは、右上のようなプロセスが考えられます。38瀋陽で生まれ、上海で育つ。復旦大学で物理、同大学院で哲学を学び、1995 年に来日。東京大学大学院で思想史を研究し、博士課程を修了。現在、中国語教室、翻訳工房語林(http://www.go-lin.com)を主宰。大学でも非常勤講師をつとめている。著書に『つながる中国語文法』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)ほか。林 松涛(語林教室主宰)2 文法・語順シンプルなルールで語順を制す 細かいルールにこだわらずに、まずは中国語の語順、文型を大まかにつかもう。語尾変化のない中国語は、語順で意味が決まるのだ。言葉の意味に注目し、語順力を高めましょう