2014年12月号試し読み用ver2

2014年12月号試し読み用ver2 page 10/36

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概要:
16 2014 DECEMBERダウニーJr.とカンバーバッチのホームズ俳優対決など、英米スピーカー8人の音声を聞き比べ! ここまでに習ったことを確認しましょう。英米スピーカー聞き比べ対決!Chapter 2Michael Sandel: If yo....

16 2014 DECEMBERダウニーJr.とカンバーバッチのホームズ俳優対決など、英米スピーカー8人の音声を聞き比べ! ここまでに習ったことを確認しましょう。英米スピーカー聞き比べ対決!Chapter 2Michael Sandel: If you look at the way we discuss ?politics in this country today, it’s ?not a?pretty picture. Too?often what passes for?political discourse consists of ?shouting matches on cable television and talk radio, ?ideological food fights on the floors of ?Congress. I think we can do ?better and the way we can do ?better I think is to ?get in the habit of engaging more directly with the big ethical questions, including questions of justice and rights, the meaning of?citizenship and the?common good ? big ?philosophical questions really, that lie just beneath the surface of the arguments we have. As you may have glimpsed, even in that excerpt, we debate in the classroom questions which many people say can’t be?debated; they’re too fraught to be?debated on university campuses ? I don’t think that’s true.訳マイケル・サンデル:今日、この国(アメリカ)における政治論のあり方を見ると、それは見るに堪えません。政治演説として行われていることはしばしば、ケーブルテレビやラジオのトーク番組での怒鳴り合いでしかなく、議会における各党の主張のぶつけ合いでしかありません。もっとマシなあり方があるように私には思われます。そして、もっとマシなあり方とは、私が思うに、倫理的に重要な問題そのものにもっと真剣に取り組む習慣を身につけることでしょう。たとえば、正義や人権の問題、公民権の意味、それに公共の利益といった、実際に行われている議論の表面下にある哲学的に重要な問題です。その抜粋の中にすら、たぶんお気づきのように、私たちは教室では論議不可能だと多くの人にみなされている問題を論議します。大学で論議するには問題が複雑すぎるということなのですが、私はそうは思いません。picture: 絵のように美しいものpolitical discourse: 政治論shounting match: 怒鳴り合いideological: イデオロギーのethical:倫理上のcitizenship: 公民権common good: 公共の利益philosophical: 哲学的なbeneath: ~の下にsurface: 表面glimpse: それとなく感づくdebate: 議論するfraught: 困難な、満ちた教授対決 No.1米:マイケル・サンデルYL 6.5-7.0LL 1.0-1.539 wpmCD 15解説・中西のりこ(神戸学院大学経営学部准教授、アメリカ話者の解説担当)   山根 繁(関西大学外国語学部教授、イギリス話者の解説担当)政治演説やさまざまな議論の上っ面ではなく、その背後にある哲学的な問題にもっと真剣に取り組もうという、サンデル教授の真摯な訴えです。内容は難しいですが、講義形式のためゆっくり話しています。日本語訳:山口西夏