2014年12月号試し読み用ver2 page 21/36

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60 2014 DECEMBER#03Track 34The British IslesWritten by Derek SellenBlack Cat R & T Discoveryc 2011 Black Cat Publishing, Genoa, LondonBLACK CAT シリーズのThe BritishIsles（Step 2） では、大英帝国内のE....

60 2014 DECEMBER#03Track 34The British IslesWritten by Derek SellenBlack Cat R & T Discoveryc 2011 Black Cat Publishing, Genoa, LondonBLACK CAT シリーズのThe BritishIsles（Step 2） では、大英帝国内のEngland、Wales、Scotland、Ireland のそれぞれの国（Country）について、古代から21 世紀にわたる歴史上重要な出来事が紹介されています。現在の国旗がどのようにしてできたか、それぞれの地方（国）の言語の違いなどが載っています。本誌では第1 章のイントロダクションと、第５章のスコットランドを紹介しております。「YES or NO（賛成か反対か）」、「ブルーが抜けてレッドだけになるか（国旗）」などなど、イギリスから独立するか否かをめぐって、2014 年に世界中の注目を集めたスコットランドとはどのような国でしょうか。大英帝国の北部にあり美しい古都エジンバラを首都とするスコットランドは、そもそもイングランドとは言語も文化も違い、独立心旺盛な民族でした。イングランドに侵攻したローマ人の侵入を許さず、独自の文化を継承しながら、多くの著名人を輩出してきました。例を挙げると、独立を試みた英雄 （William Wallace）・あまりにも有名な悲劇の女王 （Mary Queen of Scots）・作家 （Conan Doyle、J.K. Rowling）・ 発明家 （James Watt、Alexander Bell）・実業家 （Andrew Carnegie）、声楽家 （SusanBoyle）、 映画俳優 （Sean Connery） などなど、枚挙にいとまがありません。また、スコットランド独特のkilt、食べ物、かの有名なネス湖に住むネッシー、特にHighland で行われるスコットランド特有のスポーツ、祝いの行事などが写真入りで紹介されています。この本の朗読音声は非常に明瞭な英語で話され、心地よいスピードですので、とても聞きやすくなっています。音声とともにスコットランドについて学んでみてはいかがでしょうか。（高瀬敦子／関西大学講師）Track 34▼36読みやすさレベル（YL) 総語数リスニングレベル（LL) wpm2.0-3.0 2421 語2.0 約127語