2014年12月号試し読み用ver2

2014年12月号試し読み用ver2 page 7/36

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2014 DECEMBER 11特集|徹底比較リスニング アメリカ ●VS イギリス英語こうして、「イギリス英語かアメリカ英語か」という問いに対する疑問が私の頭の中で世界を一周して戻ってきてから、次に出てくるのは「話すた....

2014 DECEMBER 11特集|徹底比較リスニング アメリカ ●VS イギリス英語こうして、「イギリス英語かアメリカ英語か」という問いに対する疑問が私の頭の中で世界を一周して戻ってきてから、次に出てくるのは「話すための発音ですか、聞くための発音ですか」という疑問です。まず、話すための発音の例として日本語アクセントの話を紹介します。この春に東京で就職した私の娘は関西弁ネイティブですが、「シンソツ」という語だけ「ンソツ」の部分が高くなる関東アクセントで発音するのです。どうやら「新卒」という語は社会人になってから使い始めたので、関東アクセントで覚えたようです。上京してがんばっている様子が目に浮かんで愛おしく感じましたが、何を言っているのか理解するのに少し時間がかかりました。 このことを英語に置き換えて考えると、地域の特色が混在した話し方をすると、外国語をがんばって話していることは伝わるけれど、聞き手に少し負担をかけてしまう、ということになります。つまり、話すための語として新しく発音を覚えるときには、イギリス英語かアメリカ英語かどちらか好きなほうに統一しておいた方がよいようです。一方、聞くための発音練習としては、両方、もしくはできるだけ多くのバラエティに慣れておくとよいでしょう。実際には地域差だけではなく、階級差や男女差、年齢差などがありますが、手始めに次ページからは、一般的にイギリス発音、アメリカ発音と呼ばれている英語の特徴について整理しておきましょう。付属CD のトラック03 ~ 13 に、英米の音声を収録しています。男性がアメリカ発音、女性がイギリス発音で話しています。アメリカ発音→イギリス発音の順に読み上げますので、その特徴を聞き比べてみましょう。話すためにはお好きな方を、聞くためには両方!