ブックタイトル日常まるごとハンドブック 試読

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日常まるごとハンドブック 試読

11 そして、朝ごはんを作るのが面倒くさいと思っていたら「なんで毎朝、(私が)朝飯を作らなくちゃいけないの」とつぶやきたくなるでしょう。そのときにWhy do Ihave to...? という表現が思いつけば、Why do I have to make breakfast everymorning? とつぶやくでしょう。次にゴミ出しに関して、「私がゴミ出しするのはいっこうにかまわない」ということであれば、I don’t mind taking out the garbage.というでしょう。一方、「トイレの掃除は絶対したくない」という思いがあれば、Ihate cleaning the toilet. と表現するでしょう。 このように、Why do I have to...?、I don’t mind -ing、I hate -ing などの(慣用)表現と日常の出来事を結合することで、いろいろな状況を表現することができます。そして、これらの表現には、みなさんの日常を反映しているという意味において、リアリティーがあります。これが、まさに「生活場面の力」です。 日常の場面は一人ひとりが生活している空間であり、そこで行われることに注目すれば、英語の学習をパーソナルなものにすることができます。英語学習の最良の方法は何か。それは、冒頭でも述べたように、meaningful(有意味で、理解可能)でauthentic(自然で、本物)でpersonal(他人ごとではなく、自分ごと)な活動を通して学ぶことです。日常は、一人ひとりにとって有意味な空間です。そして、それはもちろんauthentic(自然で、本物)です。そして、何よりも、自分の日常は、personal(自分ごと)です。生活場面に注目することで、英語をmeaningful でauthentic でpersonal な文脈に位置づけることができるわけです。 しかし、日常を切り取る観点は「場面」だけではありません。「話題」も大切な切り口です。私たちは会社の上司や同僚について語ります。また、人事評価や転勤なども日常の話題になりえます。結婚、出産、子育てなどもすべて日常の話題です。本書では、日常の場面と話題に注目し、それぞれに関係する表現をできるだけ多く取り上げるようにしました。38 の場面と20の話題に分類・ネットワーク化本書の特徴 これまでにも日常の英語をあつかったものはありますが、本書の最大の特徴は、英語表現を「38 の場面」と「20 の話題」という観点から分類し、ネットワーク化したところにあります。ここで扱う英語表現には、「動詞コロケーション」「文」「単語」の3つが含まれます。動詞コロケーションとは、make a good lather (石鹸をよく泡立てる)、wet one’s face with warm water (ぬるま湯で顔をぬらす)のように「動詞+α」で構成される連語のことをいいます。