ブックタイトルプレハブ表現_試読

概要

プレハブ表現_試読

慣用表現の役割?思考の流れを調整するナビゲーター慣用表現には、思考の流れを調整するナビゲーターとしてのはたらきがあります。たとえば何かを言おうとして、その途中にYeah, that’s it. That’swhat I want to say.あるいはWell, let me clarify my point.などを差し挟むことで、話の流れを自己調整することができます。as far as I’mconcerned、I have something to tell you、I’m not saying (I don’tlike the idea)、what I’m trying to say is…、let me put it this way、technically speakingなど会話の流れを調整するために使う慣用表現はいくらでもあります。一般論を述べたところで、technically speakingを差し挟めば、「やかましく言えば、厳密に言えば」という意味になり、話の流れを変える作用があります。また、ある男性について記述していて、Inother words, he’s a real go-getter.（言い換えれば、彼は本物のやり手ということです）のようにin other wordsを使うことで、先行する話をまとめ上げることができます。つまり、話の流れを作るフラッグのようなものとして慣用表現は機能するのです。たとえば以下をみてみましょう。My position about the issue is not clear. In other words,I basically agree with Mr. Hall’s proposal, but I’m notaltogether happy about the details.14