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newbook
基本のあいさつから意見まで
自分のことばでしっかり答える
英会話1000本ノック

スティーブ・ソレイシィ 著


書籍 A5判 237ページ
本体価格1800円+税

レベル  初級~

本書の内容
■話せるようになるには、とにかく「話す練習」を!■
 何年も英語を勉強しているのに、ちっとも話せるようにならない…。つい、そう思いがちですが、その「何年」かの中で、実際に自分のことを声に出して話した時間がトータルでどれだけあったか、ちょっと考えてみましょう。テキストの例文をいくら丸暗記したとしても、自分のことを話したことにはなりませんよね。  
 この『英会話1000本ノック』は、とにかくたくさんの英語を話すこと、借りものではなく自分のことばで話すことを実現する画期的なもの。英会話コーチ、スティーブ・ソレイシィ氏が繰り出す1000の質問に次々に答えていく特訓本です。

■ムダ玉無し。厳選されたノックばかり■
  本書に収録した1000本ノックは、日常会話で頻繁に受ける質問や、話をするキッカケになる問い掛けを厳選。聞かれればつい答えたくなる質問がズラリそろっています。まず「定番ノック100本」では、あいさつなどの基本表現をほぼ網羅し、即座に答える瞬発力を鍛えます。相手に好印象を与える受け答えのアドバイスも満載です。
 定番表現をマスターしたら、次はいよいよ自由な会話に進みます。Do you...?で始まるごく基本的な質問からスタートして、少しずつステップアップして行きますが、ここで本書が採用したソレイシィ氏考案の新学習法が「3H方式」。第1ラウンドは、とにかくHitokoto(ひとこと)をすぐに返す、第2ラウンドは最初のひとことにHosoku(補足)する。そして第3ラウンドは会話のHazumi(はずみ)になることばを付け足すか、または相手に投げ返して会話をつなぐ練習です。これさえ身につければ、どんなことを聞かれても大丈夫。自分のことばで答える自信がつきます。

■CDに収録されているのは「質問のみ」!■
 テキストには答えのサンプルが2パターンずつ掲載されていますが、付属のCD2枚(各約74分)に収録されているのはソレイシィコーチの質問のみ。CDのポーズのあいだに自分で答える仕組みです。3H方式で練習する290種の質問は、10本ずつまとめて、計3回繰り返されます。CDのポーズ時間が3秒→6秒→10秒と少しずつ長くなりますので、その秒数の間に答えられるように繰り返し練習します。
 まるでマンツーマンで目の前から次々と質問されるかのようなCDは、徹底して「話すこと」を促すもの。外国語は途中までは集中して聞いていても、いつのまにか「聞き流し」になりがちですが、本書のCDは聞き流しをさせません。通勤通学の電車の中でCDを聞いているだけでも、頭の中ではフル回転で答え続けることになり、このリハーサル効果はバツグンです。
 CDをほんの5分、10分、聞くだけで数十個の質問に答えることになる本書なら、密度の濃い英会話学習がひとりで実践できます。

【本書の内容】
Chapter1【英会話定番ノック100本】
 ・最重要トップ10定番あいさつノック
 ・答えに困るノック
 ・通りがかりのノック
 ・オウム返しでOKノック
 ・別れ際のあいさつノック
 ・丁寧な依頼ノック
 ・海外旅行中のトップ10ノック
 ・いきなり情報を求めるノック
 ・訪問先でのトップ10ノック
 ・キチンとあいづちが必要なノック
Chapter2 【ベイシック文型ノック110本×3回】
 ・Do you...?
 ・Are you...?
 ・Did you...?
 ・Do you...often?
 ・Where...?
 ・What...?
 ・When...?
 ・Who...?
 ・How...?
 ・What do you do...?
 ・Why...?
Chapter3 【ステップアップ文型ノック60本×3回】
 ・Have you...?
 ・A or B?
 ・How+形容詞...?
 ・How do you like...?
 ・Don't you...?
 ・..., isn't it?
Chapter4【トピック・ノック120本×3回】
 ・いちばん好きなもの
 ・家族
 ・天気
 ・自分の仕事
 ・毎日の生活
 ・自分の故郷/家
 ・メディア
 ・健康
 ・自然/環境
 ・日本について
 ・愛と友情
 ・お金
Chapter5【仕上げノック30本】
 ・Making Friends [Part1] 機内編
 ・Making Friends [Part 2] 旅先編


著者からのひとこと
スティーブ・ソレイシィさん(英会話コーチ)


まず、自己紹介を。


 こんにちは。「英会話コーチ」のスティーブ・ソレイシィです。今は日本の大学で、おもに英語スピーキングの指導をしています。あとTESOLなどの国際学会でも英語教育法について発表したり、世界の英語教育者と議論を闘わせたり、今は教育者・研究者としての活動を一生懸命しているところです。


 もともと、僕の英語教育との付き合いは、初来日のきっかけとなった日本政府のJETプログラムというプロジェクトで、中学・高校の「英語指  導助手」(AET)を1990-1991年の間務めました。このとき、日本人がみんな素直で勤勉なことに感動したんだけど、同時に不効率な英語教育の実態にふれて愕然としたりもしました。


 そこで、こんなに努力を怠らない立派な日本人が10年かけて英語を勉強しても話せるようにならないのは絶対におかしいと思って、「日本人は英語がうまい」と世界が認める日を実現しよう! と「英会話コーチ」になったのです。


  今まで十数冊の本や英語教材キットなどを開発してきましたが、どれも、日本人のみなさんが、確実に英語を話せるように育成したいという自分のコーチ論に基づいて作ってきたものです。だから、どれも自信をもっておすすめしています。

日本人は英語を話すのが苦手、だとよく言われますが、スティーブさんからご覧になって、日本人のウィークポイントは、どういったところにあると思われますか?


  「日本人のウィークポイント」は、日本人だから、という文化的なものではないと僕は考えています。よく「日本人は話し下手」とか「島国だから外国とのコミュニケーションに慣れていない」とか真顔で述べる人もいるけど、そうではないと思う。あえて「日本人に共通するウィークポイント」は、といえば、「英語を話す練習の絶対量が、ものすごく少ないこと」。


  『英会話1000本ノック』にも書いたんだけど、英語を話せるようになるためには、「自分の言葉で話す練習」を実際にしないとだめなんです。いくら語彙を暗記したり、文法を理解したり、あるいはテキストのダイアログを音読したりしても、それだけでは絶対にうまくなれない。自分で英語の文を作って言ってみない限り、英語を話せるようにはなりません。


 逆に言えば、自分で作って言ってみた英語の量が多ければ多いほど、英語を流暢に話せるようになっていきます。本書の中でも言及している「言葉の万歩計」をいつも携帯して、毎日いくつの英文を実際に作って言ってみたかカウントしてみてください。一日100文作れれば、いいペースだし、一日10文でも20文でも毎日続ければ、確実に話せるようになっていきますよ。


 あとウィークポイントといえばね、会話を続けるコツを知らないということでしょうね。何か聞かれてYes, I do.とか答えてそれで次の言葉が続かない。みなさんのなかにもそんな経験はありませんか? あるいは、ひと言目の答えでさえ、正確さにこだわり過ぎて、言うのに何分もかかっちゃったり。


 そういう実態から、『英会話1000本ノック』のオリジナル・アプローチ「3H方式」が生まれたんです。
  (1)何か聞かれたら、まずひと言(Hitokoto)でさっと答える。
  (2)そして、かならず、自分の気持ちや意見を補足(Hosoku)する。
  (3)さらに最後にかならず相手に聞き返したり、もっと会話をはずませる言葉を返す(Hazumi)。


 定番的な挨拶を除いて、何か聞かれたらかならずこの「3H」で返すことを自分のパターンとして定着させれば、会話はおもしろいぐらいに上達していきますよ。


本書を制作するうえ一番苦心された点は?


 想定するユーザーのみなさんのレベル調整とやる気調整ですね。結果として、本気で「今度こそ会話できるようになる」と考えている人のためのものになりました。


 ダイエットにたとえれば、「この寒天を一日二回食べればいい」とか「眠っている間にやせる」というものでなく、しっかりいい栄養をとってしっかり運動する本気のダイエット・プログラムです。


 「ニューヨーカーの英語であなたも上達する」とか「聞いてるだけでうまくなる」という、まやかしのもの、遊び感覚のものではありません。


本書で学習しようという読者に、何かアドバイスはありますか?


 自分に合うペースで学習することでしょう。たとえば、来年の春までにやり遂げるプランにするのでも、今年の夏までに1000本制覇するプランにするのでもいいし、今月中にまず100本成し遂げる、というのでもOK。ぼくなら、多分2-3カ月以内にやり遂げることを目標とするでしょうね。


 それから、具体的な学習法。僕のおすすめは、本のすべてを数回やり遂げること。1回目は特急コースで、すべての1000ノックをうけてみる。もちろん1回目は、答えられなかったり、ポーズの間に言い切れない間にノックがあってもいい。1000本のうち50%のノックをうけこたえたら、OK。 2回目は70%制覇を目標にして、とだんだん目標をあげて、最後は90%できること。これでOK。


 反対にきちんと各ノックを答えられるようになるまで次に進みたくない人もいるかもしれない。それでもOKです。大切なのは自分の快適なペースで最後までやり遂げること。 


 もうひとつのアドバイスは、自分の答えを考えたら、それをどこかにメモしておいてみましょう。この本は「よく聞かれる質問」だけに厳選したから、これらノックへのあなたの答えは、これからのあなたの英会話ライフに役立つはずです。完全な文でなく、メモ程度でね。あとで、効率よくブラッシュアップするときにも便利です。


ご自分が日本語を学習した経緯から、大人になってから外国語をマスターしたいと思っている読者に、効果的な学習法のアドバイスしてください。


 僕もみなさんも、大人になってから、マスターしたいと思うことは外国語以外にもいっぱいあるよね。料理、パソコン、運転。これらがどうやってできるようになるのかというと、自分で何回か実際にトライしてみることでしょう。


 人の料理をいくら食べても、人の打ったワープロドキュメントをいくつ見ても、人の運転で何度も車に乗せてもらっても、自分でしないかぎりは本当にできない。英会話も同じ。教科書で人の英語を読解したり、大先生の英語講座で和訳してもらったり、音読したりしても仕方ない。


 僕も日本語をマスターしたいと励んでいたときは、確かに、日本のテレビをいっぱい見たりインプットもしたけど、それだけじゃ、本当に「マスター」できなかった。見ているだけ、聞いているだけの学習法では、決してしゃべれるようにならないし、突然なにか聞かれても答えられるようにはならない。


 みなさんも本気で「英語を話せるようになりたい」という思いがあったら、「ちょっと聞き取れるようになった」「少し話せるような気になった」程度の学習効果で満足しないで、真剣に「話す練習」に取り組んでほしい。


 本当に話せるように英語を「マスター」したいなら、聞き取り学習(インプット)をほどほどにして、「しゃべる練習」をしてください。日本国内にいる限り、英語を話すチャンスはあまりない、という人もいるけれど、この本を使って、自分で英語を話す機会を自分に与えてください。


 とにかく自分の言葉で話すこと。たくさん話すこと。そして、会話のコツ、本書で言う「3H」を身に付けること。3Hで話すコツを体得していれば、大丈夫。そういう真の底力を育てていくことが外国語マスターの強固な地盤になります。頑張ってください。

 

 


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